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住まいの買い替えや親から不動産を相続した場合、不動産売買を検討される方も多くいらっしゃるでしょう。不動産売買をスムーズに進めるためにも、不動産売買に関する基礎知識を把握しておくことが大切です。ここでは、不動産売買の際に必要となる手続きや注意すべきポイントを見ていきましょう。

不動産売買をする場合、契約そのものを頭に入れておく必要があります。そこで、どの段階で売買契約が成立するかが重要になります。万が一、契約を中止する場合は、売買契約書を締結していない段階なら、面倒な手続きを踏まなくて済むからです。

では、正式な売買契約書を締結する前であれば、売買契約が成立していないので、いつでも中止して問題ないのでしょうか？実は、そうではありません。

交渉過程であっても、契約の成立を強く意識したことによる何らかの支出等を相手が行った場合に正当な理由なく契約を中止すると、損害賠償を負う可能性もあるため、十分な注意が必要です。

売買契約を行う際、不動産登記のことが気になる人は少なくありません。実際に不動産を売買するときには、登記が必要になるからです。不動産登記にどのような意味があるかといえば第三者への対抗要件とされています。

つまり、自分がその土地を購入したが、知らない人がその土地は自分自身のものだと言ってきた場合、何も対抗する手段がなく土地を取られてしまいます。

土地には名前を書くことができません。ですが、土地に名前を書けない代わりに登記をすることで、客観的に誰がその場所の所有者なのか明確にすることができるようになります。

通常、不動産を売却する場合には売る側はお金をもらう一方になります。しかし、不動産の場合は、売る側の方も様々な手続きを行わなければならないため、売却のためにお金がかかる可能性があるのです。

具体的にどのようなところにお金がかかるかといえば、一つは仲介手数料です。これは間に不動産会社を仲介させた場合になりますが、売買契約が成立したときに不動産会社の仲介手数料の請求権が発生します。

なお、不動産会社に支払う仲介手数料は、売買代金の金額区分によって上限が定められています。